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資料管理ID syu04190310164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、レシートに使用されるビスフェノールAの代替物質に関する報告書を発表
資料日付 2015年1月26日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は1月26日、レシートに使用されている内分泌かく乱物質であるビスフェノールA(BPA)の生物由来代替物質に関する報告書(ワーヘニンゲン大学食品バイオベース研究所、英語、27ページ)を発表した。
 植物や動物由来の化学物質が感熱紙に使用されるBPAの代用となるかもしれない。感熱紙はレシートに広く使用されている。EUが推奨しているBPAの使用削減量に対して、期待されている代替品が不足している。オランダ政府は再生可能な原材料由来の代替物質の生産を奨励している。バイオマスはこのような持続可能な原料となりうる。
 感熱紙のBPAのためのバイオマスの代替物質の一つにタンニンの成分である没食子酸の誘導体がある。タンニンは木や果物に存在する。
 RIVMの依頼を受けワーヘニンゲン大学食品バイオベース研究所は、BPAの代替物質に関するフランスの分析結果、主に、挙げられている代替物質の使用可能性、技術的経済的な実行可能性について調査した。またその他にバイオマスの代替物質についても調査した。
 欧州化学品規則(EU REACH)によるBPA規制の提案が出され、この分析が行われた。BPAの規制はレシートを含む感熱紙へのBPA使用の禁止を提案している。これを提案しているフランスは職業従事者と消費者の健康リスクを管理する措置が必要であると述べている。
 RIVMはBPA規制の提案に関する重要な情報としてこの報告書を提出した。
報告書 “analysis of alternative for BPA in thermal paper” は以下のURLから入手可能
http://www.rivm.nl/dsresource?objectid=rivmp:270391&type=org&disposition=inline&ns_nc=1
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Common_and_Present/Newsmessages/2015/Biobased_alternatives_to_hormone_disrupting_substance_in_cash_register_receipts