食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04140270149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)は、食品接触材料中に使用するフラン-2 ,5-ジカルボン酸の安全性評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2014年10月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は10月20日、食品接触材料中に使用するフラン-2 ,5-ジカルボン酸の安全性評価に関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、ポリエチレンフラノエートの製造にエチレングリコールと共に単量体として使用される、フラン-2 ,5-ジカルボン酸(FDCA、CAS No.3238-40-2)の安全性評価を取り上げる。 当該物質の特定移行量は、プラスチック中の単量体の含有量に基づき、すべての単量体が移行したと仮定すると、最大で0.12mg/kg食品と算出された。オリゴマーの移行の懸念では、FDCAの一部分を含んだ低分子量の化合物の合計量は、60℃で10日間の試験条件で、食品模擬物質の95%エタノールへの移行が1.5mg/kg食品、50%エタノールで0.54mg/kg食品、20%エタノールで0.060mg/kg食品、10%エタノールで0.021mg/kg食品及び3%酢酸で0.011mg/kg食品と推定された。 CEFパネルは、3回のin vitro試験で陰性であった結果に基づいて、遺伝毒性に関して懸念はないと見なした。CEFパネルは、ラットの90日間の経口投与毒性試験からNOAELを300mg FDCA/kg体重/日であると結論付けた。当該物質はヒトで生体内蓄積の懸念を引き起こさない。 CEFパネルは、FDCAをポリエチレンフラノエートの製造に単量体として使用し、当該物質の移行が5mg/kg食品を超えず及び1 ,000ダルトン(Da)未満のオリゴマーの移行が50μg/kg食品を超えないならば、消費者に安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3866.htm |