食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04130050507
タイトル スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)、ソーセージ中のジブチルヒドロキシトルエン(BHT)に関する情報を公表
資料日付 2014年9月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)は9月30日、sobrasada(訳注:ソブラサダ、ペースト状の生ソーセージ)中のジブチルヒドロキシトルエン(BHT、E321)に関する情報を公表した。
 1自治州がsobrasadaの製造所の検査で、パプリカ、塩、大豆タンパク質、酸化防止剤E331ⅲ(クエン酸三ナトリウム)・E316(エリソルビン酸ナトリウム)・E321(ジブチルヒドロキシトルエン(BHT))、砂糖、スパイス、乳化剤E452i(ポリリン酸)、ブドウ糖、乾燥野菜、調味料E621(グルタミン酸ナトリウム)及び保存料E252(硝酸カリウム)が製品から検出されたことを報告した。
 BHTの添加は非加熱食肉製品には認可されていないが、水分を含有しない脂肪及び油(無水乳脂肪は除く)に属する豚の脂身には基準値100mg/kgで認可されている。
 したがって、豚の脂身がsobrasadaの成分であれば最終製品からBHTが検出され、生地に直接添加されるのではなく豚の脂身の一部であるため、欧州議会及び理事会規則(EC) No 1333/2008の18.1.a)に定められたキャリーオーバーの原則(食品添加物が製品の材料の添加物として許可されている場合、製品中の当該食品添加物は許可される)が適用される。
 Sobrasada中のBHTの濃縮は、豚の脂身の割合及び熟成段階における製品の減耗によると考えられる。最大許容量(100mg/kg)のBHTを含有する豚の脂身を60%含有するsobrasadaは、加工前において60㎎/kgのBHTを含有する。熟成段階において20%の水分減耗があるとすると、sobrasada中に検出されるBHTの最終的な含有量は75mg/kgとなる。
 BHTは最終製品において酸化防止剤としての技術的効果を維持することから、sobrasadaへの添加物としてではなく、材料である豚の脂身への添加物としてsobrasadaのラベルに表示されなければならない。
地域 欧州
国・地方 スペイン
情報源(公的機関) スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)
情報源(報道) スペイン消費食品安全栄養庁(AECOSAN)
URL http://aesan.msssi.gob.es/AESAN/docs/docs/cadena_alimentaria/gestion_de_riesgos_quimicos/Notas_interpretativas/Utilizacion_de_BHT_en_sobrasada.pdf