食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04090630450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2011年10月~2012年1月に複数国で発生した集団胃腸炎と関連するブラジルからの輸入スイカから全ゲノム解析で確認されたSalmonella Newport」 |
資料日付 | 2014年8月7日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 19 , Issue 31 , 07 August 2014)に掲載された論文「2011年10月~2012年1月に複数国で発生した集団胃腸炎と関連するブラジルからの輸入スイカの全ゲノム解析で確認されたSalmonella Newport(A multi-country outbreak of Salmonella Newport gastroenteritis in Europe associated with watermelon from Brazil , confirmed by whole genome sequencing: October 2011 to January 2012)、著者L Byrne(Public Health England、英国)ら」の概要は以下のとおり。 2011年11月、イングランドでの地域の食品検査の一環で、そのまま食べられるカットされたスイカからS. Newportが確認された。2011年12月下旬には、イングランド、ウェールズ、北アイルランド、スコットランド、アイルランド、ドイツからS. Newport患者が報告された。集団感染発生の間に6か国で63人の確定症例が報告され、彼らからスイカからの分離株とパルスフィールド電気泳動法で区別のつかない株が分離された。集団感染株の小集団は全ゲノム配列決定が行われ、スイカの分離株と同一、又はたった1つの核酸多型の相違があるだけであることが明らかになった。全体として、46人の確定症例の聞き取り調査が行われ、27人にスイカの喫食歴があった。更なる調査から、当集団感染はブラジルから輸入されたスイカの摂取と関連していることが確認された。 米国や他の地域では、メロンに関連する集団サルモネラ症の報告が数多くあるが、欧州ではこの種の集団感染は初めてである。ブラジルからのメロン輸入の拡大は今後の集団感染発生の脅威となり得る。全ゲノム配列決定は急速に利用しやすくなっており、地球規模の食品市場における公衆衛生面の介入支援のために、ヒト症例と感染源の関連性に説得性のある証拠を提示することができる。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20866 |