食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04080350343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、チーズが原因とみられるSalmonella Kedougou集団感染事例を公表
資料日付 2014年7月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は7月4日、週刊衛生現状報告 Point Epidemio、ブルゴーニュ地域圏・フランシュコンテ地域圏合同版、No.2014/27、2014年7月3日号において、サルモネラ・ケドゥグ(Salmonella Kedougou)の全国的なアウトブレイクの疫学調査結果を公表した。概要は以下のとおり。
 国立サルモネラ・リファレンスセンター(NRC)は6月17日、4月27日~6月12日間にS. Kedougouを24株分離した(このうち14株は5月末から分離されている)ことをInVSに通知した。通常は年間10~14件である。
 患者の多くは男性で(男性16人、女性8人)、通常は高い割合の65歳以上の年齢層が50%であった。患者は全国に広がっているが、フランスの北半分に患者が多い。死者が1人(70歳以上の高齢者)で、入院加療を要したものは6人である。
 短期間にこれほど患者数が増加していることから感染源が共通していることが疑われた。地域圏疫学調査局(Cire)及び地域圏保健局(ARS)が共同で最も多い患者について探索的疫学調査を実施した。ブルゴーニュ・フランシュコンテ地域圏Cireとブルゴーニュ地域圏ARSが、ブルゴーニュ在住4人及びフランシュコンテ在住1人の5人について調査した。
 全部で患者13人に聞取り調査ができた。未処理乳を原料とするチーズを食べたという報告が多く、特にルブロッションチーズ(9人)、山羊乳チーズ(9人)、コンテチーズ(8人)が多い。ルブロッションチーズを食べる頻度はこのシーズンは特に高かった。
 患者が食品を購入したと報告したスーパーマーケットのポイントカード番号から調査に応じた患者が購入した食品リストを作成した。
 患者のポイントカードでリストアップした購入品の情報を照合及びフランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)に報告されたオート・サヴォワ県のルブロッションチーズから分離された菌株からルブロッションチーズのメーカーが特定できた。当該食品全体の回収・リコールが2014年6月27日に開始された。
 この血清型は、実施された管理対策の実効性を確認するために、CNRから特に新たな患者発生の場合のリアルタイムの届出の対象とされた。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/fr/content/download/91470/333618/version/160/file/pe_bfc_030714.pdf