食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04080010111 |
タイトル | カナダ食品検査庁(CFIA)、キャンディー、チョコレート及びココアパウダーについて行った鉛の検査の結果を公表 |
資料日付 | 2014年7月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ食品検査庁(CFIA)は7月4日、キャンディー、チョコレート及びココアパウダーについて行った鉛の検査の結果、問題ない旨を公表した。概要は以下のとおり。 今回調べたキャンディー、チョコレート及びココアパウダー中で検出された鉛レベルでは、容認できない健康懸念をもたらす可能性は少なかった。 297検体について検査が行われ、60%から、低濃度(0.0032ppm~0.2359ppm)で鉛が検出された。 CFIAによる「食品安全行動計画報告書 2011年~2012年ターゲットサーベイ:化学物質」(18ページ)の主な内容は以下のとおりである。 1.結果及び考察 このサーベイでは、鉛は、鉛を含む19種類の金属を同時に分析する多面的な分析手法の一環として計測された。サーベイデータは全てカナダ保健省(Health Canada)と共有し、鉛のヒトの健康に対するリスクの評価に活用される。 1-1.鉛に関する結果の概要 1)キャンディー ・分析対象の149検体のうち、93検体からは、検出可能レベルでの鉛は含まれていなかった。残りの56検体からは、0.0032ppm~0.2059ppmの範囲で鉛が検出された。カナダ保健省は、これらの濃度により、どの年齢集団でも、容認できない健康影響はもたらされないとした。 2)チョコレート ・分析対象の124検体のうち、25検体からは、検出可能レベルでの鉛は含まれていなかった。残りの99検体からは、0.0101ppm~0.1586ppmの範囲で鉛が検出された。カナダ保健省は、これらの濃度により、どの年齢集団でも、容認できない健康影響はもたらされないとした。 3)ピュアココアパウダー ・分析対象の24検体の全てに、検出可能レベルでの鉛が検出された。これらの検体は「ピュアココアパウダー」とラベル表示され、チョコレートミルク又はホットチョコレートミルクパウダーは含まれていなかった。鉛の検出濃度は0.0222ppm~0.2359ppmの範囲であった。鉛の平均濃度は0.0606ppmであった。カナダ保健省は、これらの濃度により、どの年齢集団でも、容認できない健康影響はもたらされないとした。 2.結論 ・2011年~2012年食品安全行動計画(Food Safety Action Plan)での鉛に関する調査では、カナダで入手可能なキャンディ、チョコレート及びココアパウダー製品中の鉛濃度に関するベースラインとなる調査データが得られた。これらの食品については、カナダ保健省は鉛の最大基準濃度、許容値又は基準値を設定していないことから、この調査では数値的な遵守についての評価は行わなかった。 ・今回調査した、キャンディー、チョコレート及びココアパウダーから検出された鉛のレベルでは、容認できない健康への懸念をもたらす可能性は低いとした。 ・鉛については、カナダ政府は、食品中に存在する原因は複数考えられると認識している。天然由来・人工由来を問わず、全ての食品産業が、ALARA(合理的に達成可能な限り低く)の原則に則り、可能な限りの手段を通じて食品中の鉛の量を最小限にすることが求められる。 「2011年~2012年 キャンディー、チョコレート及びココアパウダー中の鉛」の概要は以下のURLから入手可能。 http://inspection.gc.ca/food/chemical-residues-microbiology/chemical-residues/2011-2012-lead/eng/1403631710217/1403631711264 Executive Summary |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
情報源(報道) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
URL | http://news.gc.ca/web/article-en.do?nid=865409 |