食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04030500450
タイトル Eurosurveillance:「2012年2~5月にカナダのブリティッシュ・コロンビア州で発生したA型肝炎集団感染:確立されたサーベイランス及び顧客ポイントカードの連携」
資料日付 2014年5月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 19
, Issue 18
, 08 May 2014)に掲載された論文「2012年2~5月にカナダのブリティッシュ・コロンビア州で発生したA型肝炎集団感染:確立されたサーベイランス及び顧客ポイントカードの連携 (Hepatitis A outbreak in British Columbia
, Canada: the roles of established surveillance
, consumer loyalty cards and collaboration
, February to May 2012)
, 著者H M Swinkels (Public Health Fraser Health Authority、カナダ)ら」の概要は以下のとおり。
 カナダでは渡航に関連しないA型肝炎はまれである。ここでは、2012年2~5月にブリティッシュ・コロンビア州で発生したA型肝炎集団感染の、非渡航関連確定症例9人から得られた暴露履歴に関する調査を報告する。
 疑われる食品をA型肝炎ウイルス(HAV)について検査した。スーパーマーケットの顧客ポイントカードから、冷凍果実ミックスが、9人のうちの6人に共通する暴露源として特定された。各症例とも製品を摂取していたことが確認された。遺伝子解析によって6人の暴露症例からHAV遺伝子型1Bが確認された。非暴露症例の3人では、2人のウイルスは遺伝子解析できず、もう1人のウイルスは遺伝子型1Aとなり、当症例は集団感染症例ではないと考えられた。PCR法により、冷凍果実ミックスのザクロの種からHAVが検出された。
 ブリティッシュ・コロンビア州におけるA型肝炎は歴史的に少ないことから集団感染発生を早期に察知できた。ポイントカードの履歴が製品の特定を容易にし、遡及調査が輸入ザクロの種の関与を特定した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20792