食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04010450294
タイトル 世界保健機関(WHO)、中国の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染情報を更新(3月20日~4月3日付)
資料日付 2014年3月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は3月20日~4月3日、中国の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染情報を更新した。概要は以下のとおり。
1.3月20日付け(その1)
 香港衛生署衛生防護センターから3月17日、ラボ確定症例1人の届出があった。患者は広東省在住の生後5か月の女児で、香港滞在中に発病して入院したが、その後容態は安定している。
2.3月20日付け(その2)
 中国国家衛生・計画出産委員会から3月19日、ラボ確定症例3人の届出があった。年齢は71歳~75歳で、発生地は広東省(2人)、湖南省(1人)、1人が重体、1人が重症、1人は安定している。
3.3月27日付け
 中国国家衛生・計画出産委員会からラボ確定症例6人の届出があった(3月20日・21日各1件、24日・25日各2件)。患者の年齢は32歳~82歳で、発生地は広東省(3人)、湖南省(1人)、安徽省(1人)、4人が重体、2人が重症である。
4.3月28日付け
 中国国家衛生・計画出産委員会から3月27日、ラボ確定症例1人の届出があった。広東省在住の55歳女性で重体である。家きんとの接触歴がある。
5.4月3日付け
 中国国家衛生・計画出産委員会から3月31日、ラボ確定症例3人の届出があった。患者の年齢は35歳~72歳で、発生地は江蘇省、福建省、湖南省各1人、1人が重体で2人が重症である。重症の2人に家きんとの接触歴があった。
【ヒトの散発的症例】
 中国本土から香港へ持ち込んだ生きた家きんからA(H7N9)が検出されたとの届出があり、生きた家きんにウイルスが拡散している可能性があるが、現時点で国を越えてヒトや動物を介してウイルスが拡散していることを示すものはない。また、特に間もなく始まる旧正月に伴い、家きんの取引・輸送が増える見込みであることから、患者の発生地やおそらく近接地でも散発的なヒトの感染症例が出るものと予想される。
【WHOの勧告】
 全般的なリスク評価に変更はない。鳥インフルエンザ発生国を訪問する旅行者は、家きん農場、生きた家きん市場での動物との接触、家きん処理場地域への立寄り、家きんその他の動物の糞便で汚染されていそうなものとの接触を避けるよう勧告する。また石けんと水で頻繁に手を洗い、食品安全と適正食品衛生手順に従うべきである。
 WHOは本事案に関して、入国時点における特別な検診を勧めるものではなく、旅行制限や貿易制限の提言は行わない。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/csr/don/2014_03_20_h7n9/en/