食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04010410149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、鶏と体及び鶏肉中の病原体低減を目的とする過酢酸溶液の安全性と効果の評価に関する科学的意見書を公表 |
資料日付 | 2014年3月26日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は3月26日、鶏と体及び鶏肉中の病原体低減を目的とする過酢酸溶液の安全性と効果の評価に関する科学的意見書を公表した(60ページ、2014年3月6日採択)。 鶏と体及び鶏肉中の病原体低減のための、過酢酸(PAA)を有効成分とし、酢酸、過酸化水素及び1-ヒドロキシエチリデン-1 ,1-ジホスホン酸(HEDP)、それらに時にオクタン酸及びペルオキシオクタン酸を混合した溶液の安全性及び効果が評価された。短時間浸漬、冷却水槽(チラー水槽)浸漬又は噴霧処理は環境温度下で実施された。 以前は評価されていなかった短時間の浸漬も含めた従前のEFSAの暴露シナリオにおいて、PAA及びHEDPの残量、並びに鶏と体の脂質及びたん白質と過酸化水素及びPAAによって発生しうる反応生成物に懸念される毒性は確認されなかった。 PAA処理による大腸菌及び大腸菌群の低減は、温と体を浸漬することによって示されたが、サルモネラ属菌及びカンピロバクター等の病原菌についてはほとんどデータが得られなかった。噴霧は、浸漬に比べて指標微生物を除去するのに効果が少なかった。冷と体を浸漬した時は、指標微生物及び病原体の減少は、低度~中度の証拠ではあったが明白であった。チラー水槽の適用は、大腸菌には影響があったが、大腸菌群では効果が少なく、病原体の低減に有効とのデータはほとんどなかった。 PAA使用による殺生物剤への感受性低下、また治療用抗菌薬への耐性の出現は起こりにくいと考えられる。過酸、酢酸、オクタン酸の環境的リスクへの懸念はない。表面水に関する保守的な予備的ガイドラインに基づけば、食鳥処理場からHEDPが環境中へ放出されることは、先験的に安全とは考えられていない。HACCP計画には、HEDP濃度及び希釈標準溶液中の汚染除去物質の調査、並びに病原菌及び共生細菌双方での耐性に対する市場流通後のサーベイランスを含めることを推奨する。 当該評価書は以下のURLから入手可能。 http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3599.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3599.htm |