食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03990600450 |
タイトル | Eurosurveillance:「2012年にドイツの複数州で発生した冷凍いちごが関連する大規模集団ノロウイルス胃腸炎」 |
資料日付 | 2014年2月27日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | Eurosurveillance (Volume 19 , Issue 8 , 27 February 2014)に掲載された論文「2012年にドイツの複数州で発生した冷凍いちごが関連する大規模集団ノロウイルス胃腸炎 (Large multistate outbreak of norovirus gastroenteritis associated with frozen strawberries , Germany , 2012) , 著者H Bernard (Robert Koch Institute , ドイツ)ら」の概要は以下のとおり。 2012年9月20日から10月5日までの間に、ドイツにおけるこれまでの記録の中で最大規模の集団食中毒が発生した。ノロウイルスが原因病原体として特定された。本研究では3連邦州の中学校の総数150症例について、4つの疫学的解析調査、2つの症例対照研究及び2つの調査を実施した。 全体で5連邦州の390施設にて約11 ,000人の胃腸炎患者が発生した。患者は学校及び保育施設関係者が大部分で、それらの施設へは大規模なケータリング業者1社がほぼ独占的に納入していた。疫学的解析調査から、いちごを使った料理が媒介物として最も可能性があることが特定された(推定オッズ比2.6~45.4)。料理は当該ケータリング業者の異なる地域の厨房で調理され、アウトブレイクのピークの2日前に提供されていた。事件発生した施設には中国から輸入された冷凍いちご1ロットが納入されていた。アウトブレイクの媒介食品は一週間以内に特定され、即時の製品回収により、ロットの半分以上が消費者に届くのを防ぐことができた。 当該アウトブレイクは世界規模での食品取引時代における大型集団感染症のリスクが例示されたものである。食品安全のための時宜を得たサーベイランス及びアウトブレイク疫学調査の重要性が明確に示された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | Eurosurveillance |
情報源(報道) | Eurosurveillance |
URL | http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20719 |