食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03990470294
タイトル 世界保健機関(WHO)、中国の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染情報を更新(2月24日付)
資料日付 2014年2月24日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は2月24日、中国の鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルス感染情報を更新した。概要は以下のとおり。
 中国国家衛生・計画出産委員会からラボ確定症例計9件の届出があった(20日5人、21日4人)。9人中7人が男性で年齢は29歳~81歳、発生地は安徽省(1人)、湖南省(2人)、吉林省(1人)、広東省(5人)、1人が死亡、6人が重体、1人が重症、1人が容態安定。9人中6人に生きた家きんとの接触歴があった。
【ヒトの散発的症例】
 全般的なリスク評価に変更点はない。
 中国本土から香港へ持ち込んだ生きた家きんからA(H7N9)が検出されたとの届出があり、生きた家きんにウイルスが拡散している可能性があるが、現時点で国を越えてヒトや動物を介してウイルスが拡散していることを示すものはない。ただ、感染しても家きんは徴候を呈さないため、サーベイランスの続行が必要。また、旧正月に伴い家きんの取引・輸送が増えると見込まれるため、患者の発生地やおそらく近接地でも散発的なヒトの感染症例が出るものと予想される。
 感染地域を訪問した旅行者が帰国後発病することがあるが、ウイルスにはヒトからヒトへ容易に感染する能力がないため、共同体レベルでの拡散は生じそうにない。ウイルス自体が有効なヒト・ヒト感染に適応するようになるまでは、旅行者によるウイルスの国際的な拡散リスクは低い。
【WHOの勧告】
 鳥インフルエンザ発生国を訪問する旅行者は、家きん農場、生きた家きん市場での動物との接触、家きん処理場地域への立寄り、家きんその他の動物の糞便で汚染されていそうなものとの接触を避けるよう勧告する。また石けんと水で頻繁に手を洗い、食品安全と適正食品衛生手順に従うべきである。
 WHOは本事案に関して、入国時点における特別な検診を勧めるものではなく、旅行制限や貿易制限の提言は行わない。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/csr/don/2014_02_24/en/