食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03950010164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、幼若動物の遺伝毒性ストレス誘発性ベンゾ[a]ピレンに対する感受性に関する報告書を発表
資料日付 2014年1月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は1月8日、幼若動物の遺伝毒性ストレス誘発性ベンゾ[a]ピレンに対する感受性に関する報告書を発表した。概要は以下のとおり。
 実験動物は幼若期において成獣よりもベンゾ[a]ピレン暴露の有害作用を受けやすい(感受性が高い)。RIVMで行った実験では、幼若実験動物をベンゾ[a]ピレンに暴露させると、高いDNA損傷率が観察された。通常は、環境中の化学物質のヒトの健康への有害作用は成獣の実験動物を使用して毒性実験を行っている。しかし、子供と成人では有害作用に対する感受性が異なる可能性がある。
 ベンゾ[a]ピレンは網焼き、直火焼きの食品、たばこの煙及び自動車の排気ガス中に一般的に存在するものである。ベンゾ[a]ピレンへの暴露はDNAの損傷を引き起こす可能性があり、非常に高い用量暴露では腫瘍を発生させることがある。非常に若い動物を慢性暴露させても腫瘍発生率は増加しないが、成獣とは異なる器官でも腫瘍が観察される。これらの発見がベンゾ[a]ピレンに特有なものか、一般的に遺伝毒性物質に代表されるものかどうかについて評価が行われている。これらの研究は、ヒトの健康リスク評価において子供を高リスク集団とみなすか否かについての知見(insight)を提供するものとなるであろう。
 報告書(19ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340701002.pdf
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://www.rivm.nl/bibliotheek/rapporten/340701002.html