食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03890620160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、カンピロバクター対策の新計画を発表 |
資料日付 | 2013年8月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は8月30日、カンピロバクター対策の新計画を発表した。概要は以下のとおり。 カンピロバクター感染者数を低減するための刷新された方策の概要は、9月11日に開催予定のFSA理事会で話し合われる。 カンピロバクターは、英国における食中毒の原因としては最も多い。カンピロバクターが原因と考えられている食中毒患者が毎年およそ46万人発生し、およそ22 ,000人が入院し、およそ110人が死亡していると推定される。これらの食中毒患者では、鶏肉から感染した者が大きな比重を占めている。 当該理事会文書の骨子は以下のとおりである。 1.フードチェーンの全ての段階において入手可能なカンピロバクターの汚染度合に関する情報を質量ともに改善し、より効果的なリスク管理への支援及び動機づけを行なう。 2.地方自治体当局などと協働で、カンピロバクターに関する啓発活動を行なう。また、冷蔵鶏肉を使用する食品事業者らがリスクを認識し、適切なリスク管理を行なうことを確実にする。 モニタリングの結果、2008年以降、最もカンピロバクターに汚染されているニワトリの占める割合が変化したとの証拠はみられない。 このモニタリング用のサンプルは、英国の食鳥処理場での最終工程(冷却後)のニワトリから採取し、皮膚に存在するカンピロバクター量を特定するための検査を行なう。結果は、汚染度合により、100cfu/g未満、100~1 ,000cfu/g及び1 ,000cfu/g超の3つの区分に分類される。 モニタリングの結果は以下のとおり。 (1) 2008年(基準):汚染区分別の割合はそれぞれ、100cfu/g未満は42%、100~1 ,000cfu/gは31%、1 ,000cfu/g超は27%。 (2) 2012年3月~2013年2月の12か月間:同35%、31%、30%。いずれのレベルでも、2008年を基準として有意な変化はない。 (3) 2015年の目標:100cfu/g未満及び100~1 ,000cfu/gは、2008年を上回る改善を目指す。1 ,000cfu/g超は10%。 このモニタリングは2015年3月15日まで継続され、結果は毎年公表される。 当該刷新方策(24ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/board/board-papers-2013/fsa-130904.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2013/aug/campylobacter |