食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03860320314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、家畜への抗生物質使用量に関する初めての収集記録を公表 |
資料日付 | 2013年7月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は7月9日、抗生物質の家畜への使用量に関する初めての収集記録を公表した(7ページ、独語)。概要は以下のとおり。 BfRは、ハノーバー獣医科大学及びライプツィヒ大学との共同プレスリリースにて当該報告を行った。 VetCAb(獣医学での抗生物質の消費)プロジェクトでは、2011年に、2 ,000を超える畜産農家から、家畜種ごとにどの抗生物質がどの位の頻度で使用されているかに関して、情報収集を行なった。ブロイラー、豚及び牛を対象とした。 動物種ごとに消費された動物用医薬品及び用量が記録されていたので、抗生物質の一頭当たりの平均使用量の推測が可能である。 当該調査によると、ドイツでは、豚では約115日の肥育期間中の抗生物質による治療日数は平均で4.2日(中央値)であった。ブロイラーでは、肥育期間は平均39日で、抗生物質投与日数は平均で10.1日であった。一方、子牛では飼養頭数の3分の1のみが抗生物質による治療を年間3日受けていた。 BfR長官は、「確実な措置により、抗生物質の使用は必要最小限の量に制限されなければならない」と語る。 当該プロジェクトのリーダーらは、「今回確認された平均投与量はドイツの家畜での抗生物質治療に関する初めての参照値と捉えるべきである。当該投与量は今後さらに、また、より詳細に評価する必要がある」と述べる。 調査研究の執筆者らは、「抗生物質の使用量がこのままで推移するのか低減の方向がみられるのかを見極めるためには、さらなるデータの収集が必要である」と語る。 VetCAbの概要は以下のとおり。 2011年の調査では、全体で25 ,641kgの抗生物質が牛、豚及び家きんに使用された。内訳は、ブロイラーで3 ,645kg、牛で1 ,620kg、豚では20 ,375kgであった。使用目的ごとにドイツの家畜の3.8%について調査が行われた。 最も多量に使用された有効成分グループはβ-ラクタム系及びテトラサイクリン系であった。低用量のフルオロキノロン剤などが使用された家畜の割合はわずかであった。 当該収集記録は以下のURLから入手可能。 http://www.vetcab.de/fachinformation_vetcab_20130709.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/de/presseinformation/2013/17/antibiotika_in_der_nutztierhaltung__verbrauchsmengen_erstmals_repraesentativ_erfasst-187278.html |