食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03840670450
タイトル Eurosurveillance:「証拠が不足し時間が限られている場合、感染症事件管理に応用できる根拠に基づく医療」
資料日付 2013年6月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 18
, Issue 25
, 20 June 2013)に掲載された論文「証拠が不足し時間が限られている場合、感染症事件管理に応用できる根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine applied to the control of communicable disease incidents when evidence is scarce and the time is limited)、著者S Palmer (Cardiff University
, UK & Health Protection Agency
, 英国)ら」の概要は以下のとおり。
 突発的な感染症事件の管理においては、しばしば入手可能な最小限の査読済み文献を用いて、しかし公的見解から導き出された緊急リスク評価が要求される。本論文では、根拠に基づく医療(evidence-based medicine
, EBM)の手法が、意思決定及びリスク・コミュニケーションを向上させるためにこのシナリオにどのように応用できるかを調査した。
 EBM組織の会員からなる作業部会、公的保健施設及び欧州疾病予防管理センターは、緊急リスク評価のための6段階の枠組みを用いた。これらの枠組みとは、準備、リスク検出/検証、リスク評価、助言の作成、実施、評価判定である。
 観察研究、サーベイランス及びモデル化から得られたデータは、科学に基づく証拠において重要な役割を担うことが結論付けられた。しかしながら、集団感染の調査をより体系的かつ厳密に実施、報告、登録し、又、緊急時における証拠の迅速な回収を行うためには、さらなる手順及び標準を設定することが求められる。(新型及び新興疾病に対する通常の)リスク評価及び助言のための証拠が欠如していることは、政策立案者及び公衆に対して明確にするべきである。優先すべき事項は、①患者の報告及び集団感染報告の内容の評価のための定型書式(テンプレート)を改良する、②実地調査から得られた証拠に等級付けシステムを適用する、③国際的な事故報告に関する検索システムを改良する、及び④科学的証拠の不確実性をより明確に伝える方法を評価することである。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20507