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資料管理ID syu03840500470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)に係る緊急リスク評価書の最新更新版を公表
資料日付 2013年6月19日
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分類2 -
概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は6月19日、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)に係る緊急リスク評価書の最新更新版を公表した(14ページ、2013年6月18日付け)。
 当該評価書は、(1)5月17日付けの緊急リスク評価書公表以降の疫学状況、(2)航空機内の接触追跡を含めた接触追跡に関する指導、(3)世界保健機関(WHO)の決定に従い、潜伏期間を14日間に延長、(4)中東への欧州連合(EU)の旅行者への指導、を取り上げている。
 2013年6月17日までに、世界中で死者38人を含むMERS-CoVの64症例が報告されている。症例全員がアラビア半島及びヨルダンでの感染に関連している。これは、英国、イタリア、チュニジア及びフランスでその後発生したヒトからヒトへの2次感染にも間接的に関連している。
 過去数週間にサウジアラビアで新たな感染者が発生したことから、感染源は持続しており、中東におけるヒトへの感染リスクは低いことが示された。感染源及び感染経路は未だに判明していない。
 中東へのEUの旅行者は、この地域にMERS-CoVが存在しており、小さいが感染リスクがあることを認識しておく必要がある。EU加盟国はリスク地域への旅行者に積極的な情報提供に配慮していると思われる。旅行中、又は帰国後14日以内に発症した旅行者は、治療を受けて、旅行歴を伝えるべきである。
 MERS-CoV確定症例が発生した場合、濃厚接触者は、最後の接触から14日間の症状を観察しなくてはならない。各国は、MERS-CoV確定症例が乗った機内での接触者の追跡をしなくてはならない。
 院内感染の2人を含む5人のヒトからヒトへの感染が欧州で報告されたことは、欧州、特に医療施設で感染が広がるリスクが大きいことを示している。
 当該緊急リスク評価書は下記のURLから入手可能。
http://www.ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/MERS-CoV-novel-coronavirus-risk-assessment.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/Lists/News/ECDC_DispForm.aspx?List=32e43ee8%2De230%2D4424%2Da783%2D85742124029a&ID=937&RootFolder=%2Fen%2Fpress%2Fnews%2FLists%2FNews