食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03840210149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分エマメクチンのリスク評価のピアレビューに関する結論を公表
資料日付 2012年11月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月21日、農薬有効成分エマメクチン(emamectin)のリスク評価のピアレビューに関する結論(2012年11月13日承認、89ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 抄録
 農薬有効成分エマメクチンについて、報告担当加盟国であるオランダの担当機関が実施した初期リスク評価をピアレビューした後のEFSAの結論を報告する。本ピアレビューの実施は、委員会規則(EU) No 188/2011によって要求された。本結論は、露地栽培のぶどう、施設栽培・露地栽培のとうがらし類、メロン、トマト及びレタス、並びに施設栽培のきゅうりに対する殺虫剤としてのエマメクチンの代表的用途の評価に基づいて出された。許認可のためのリスク評価に用いることが妥当であると結論づけられた信頼できる評価項目(ピアレビューされた申請書類の中の利用可能な試験及び文献から得た)を示す。許認可の枠組みに必要なものとして特定されながら欠落している知見を一覧表示し、懸念を特定する。
2. 哺乳動物毒性
 エマメクチンの一日摂取許容量(ADI)は、イヌを用いた14週間試験及び52週間試験、並びにラットを用いた104週間試験において認められた無毒性量(NOAEL)の0.25mg/kg体重/日を根拠として、標準的な不確実係数の100に、影響の重大性、狭い用量間隔及び急勾配の用量反応曲線による追加の不確実係数の5を掛けた不確実係数積(訳注:500)を適用し、0.0005mg/kg体重/日(エマメクチン安息香酸塩(emamectin benzoate)に換算して0.0007mg/kg体重/日)である。急性参照用量(ARfD)は、ラットを用いた急性神経毒性試験で観察された急性神経毒性の影響に対するNOAELの5mg/kg体重を根拠として、標準的な不確実係数の100に、(1)狭い用量間隔、(2)急勾配の用量反応曲線、(3)イヌにおいて5mg/kg体重で起こりうる急性影響に係る不確実性による追加の不確実係数の5を掛けた不確実係数積(訳注:500)を適用し、0.01mg/kg体重(エマメクチン安息香酸塩に換算して0.011mg/kg体重)である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2955.pdf