食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03810110105 |
タイトル | 米国食品医薬品庁(FDA)、食品中のカフェインの安全性評価を行う旨発表 |
資料日付 | 2013年5月3日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 米国食品医薬品庁(FDA)は5月3日、食品中のカフェインの安全性について評価を行う旨発表し、Q&Aを通じて疑問に答えた。概要は以下のとおり。 最近種々の製品にカフェインが添加される傾向が見られることから、FDAは製品中のカフェインの安全性、特に子供及び青少年に与える影響について調査を実施する。 Q1. 上記の発表は、 Wrigley’s社が行っているカフェインの入った8個入りガム(1個中のカフェインはコーヒー半カップ分相当) の販促キャンペーンと時期的に符合するが偶然か? A1. このガムは、食品にカフェインを添加しようとする風潮の不幸な一例にすぎない。FDAが懸念するのは、子供や青少年にとって魅力があり、しかも簡単に手に入る多様な新製品に、累積的影響をよく検討せずにカフェインを使用することにある。このガムの場合、1パックでコーヒー4杯分のカフェインを摂取することになる。ゼリービーンズ、マシュマロ、ひまわりの種その他スナック食品にも、刺激的な効果をねらって添加されている。 Q2. FDAはまず何をするのか? A2. フードサプライにおけるカフェイン添加食品全体が、子供やカフェインの過剰摂取にリスクのある特定の成人に及ぼす潜在的影響について、基本的な疑問を取り上げなければならない。カフェイン摂取と使用パターンに関する理解を深め、安全な総摂取量を判定する必要がある。重要なこととして、特に幼児及び青少年が摂取する可能性を考慮して、カフェイン添加が適当な製品種を調べる必要がある。 Q3. 現在安全とみなしている1日当たりの摂取量は? A3. 健康な成人の場合、FDAは危険や有害な影響がない量として400mg/日(コーヒー4~5杯分)に言及している。子供については未設定。 Q4. 現在の食品への添加要件は? A4. 食品メーカーが関連安全基準に適合していると判断し、原材料名欄に含めれば添加可能。FDAが明確に認可したのは、1950年代にコーラだけ。現行規則は、カフェイン入り製品が現在のように激増することを予見していなかった。 Q5. 購入時の年齢制限は可能か? A5. 現実的でなければならない。年齢制限を課すのは難しかろう。 Q6. 過去に対策を講じたカフェイン入り製品は? A6. 2010年、カフェイン入りアルコール飲料を市場から回収させたことがある(カフェインとアルコールの併用は危険で生命を脅かす可能性があるため)。 Q7. 新たな規制にはリソースと時間がかかるのでは? A7. そのとおり。それでも必要なら、カフェインの使用に明確な境界と条件を設定するための規制を導入しなければならない。 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.10/2013(2013.05.15)P15-16 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html |
地域 | 北米 |
国・地方 | 米国 |
情報源(公的機関) | 米国/食品医薬品庁(FDA) |
情報源(報道) | 米国食品医薬品庁(FDA) |
URL | http://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm350570.htm?source=govdelivery |