食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03801170149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、技術報告書「北欧4か国における集団A型肝炎」を公表
資料日付 2013年4月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)は4月16日、技術報告書「北欧4か国における集団A型肝炎」を公表した(10ページ、2013年4月16日承認)。
 2012年10月1日から2013年4月8日までに、北欧4か国(デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン)において、遺伝子型亜型(subgenotype) IB及び同一RNA配列を持つA型肝炎ウイルス(HAV)感染による16人の確定症例が報告された。
 患者には潜伏期間中にEU域外への渡航歴はなく、本事例は欧州連合(EU)で現在起きている暴露による多国間集団感染であることが示された。記述的疫学から、EUに遍在する原因に由来する食品媒介感染で、同一の塩基配列のウイルスに汚染された複数の感染媒体があることが提示された。
 感染国の疫学調査の結果、感染媒体は冷凍ベリー類である可能性が高いと指摘された。当仮説は現在調査中である。RNA配列、感染国の患者の聞き取り調査、食品調査、購入履歴調査などの証拠がもっと提供されるべきである。
 利用可能な情報によれば、患者は今後も確認報告されるであろう。ECDCは加盟国に向けて、HAV遺伝子型亜型IB症例が増加する可能性に対し注意を喚起し、EPIS-FWD(訳注:欧州疫学情報共有システム)に新たな症例を全て報告するよう、共通の感染症例定義及び最近の症例の聞き取り調査に共通の質問票を使用するように促した。
 ECDC、EFSA及び欧州委員会は感染国との協力の下に、当集団感染症の監視を継続し、新たな関連情報が入手出来次第、評価を更新していく予定である。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.9/2013(2013.05.01)P9~11
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/417e.pdf