食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03790720330
タイトル 英国健康保護局(HPA)、2012年春の集団クリプトスポリジウム症の調査報告を公表
資料日付 2013年3月19日
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分類2 -
概要(記事)  英国健康保護局(HPA)は3月19日、2012年春に起きた集団クリプトスポリジウム症の調査報告を公表した。概要は以下のとおり。
 英国及びスコットランドでおよそ300人が影響を受けた2012年5月の集団クリプトスポリジウム症についてHPAが調査した結果、あらかじめカットされ「非加熱喫食用」の表示がされたとみられる袋詰めサラダ製品の喫食との関連性を示す強力な証拠が示された。当該集団感染症は短期間で終息し、関連する死亡者はなかった。
 様々なサラダ用野菜への暴露分析の結果、販売業者に関係なく、あらかじめカットしたホウレンソウの摂取に感染との統計的に有意な関連性が見られた。また、特定の小売業者を対象とした分析では、大手のスーパーマーケットチェーンが販売した、あらかじめカットされた非加熱喫食用ミックスサラダの葉物野菜の摂取にも、同様の最も有力な関連性が見られた。他の結果も総合すると、1つ以上のサラダ野菜が汚染されていた可能性がある。
 HPA主導の集団感染管理チームの一員であった英国食品基準庁(FSA)は、サラダ用野菜の生産及び流通に関する情報を収集したが、生産、加工、包装及び流通などのあらゆるフードチェーンの段階において汚染源を特定できなかった。スーパーマーケットで販売される袋詰めのサラダの大部分の種類の葉物野菜は、同一の仕入れ先から納入されることが多い。また、共通の包装ラインにおいて、複数の小売業者向けの製品が同時に包装されることも多い。今回の感染もこうした状況下で発生した。
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国健康保護局(HPA)
情報源(報道) 英国健康保護局(HPA)
URL http://www.hpa.org.uk/NewsCentre/NationalPressReleases/2013PressReleases/130319Investigationintoanoutbreakofcryptosporidium/