食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03780700149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種用飼料添加物としてのフマル酸の安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2013年2月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月21日、全動物種用飼料添加物としてのフマル酸の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2013年1月29日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 フマル酸は現在、全動物種用飼料への保存料としての使用が認可されている。当該添加物は、予想される用量が20
,000mg/kg完全配合飼料を上回らない場合において、豚及び家きんに対して安全である。豚及び家きんに対する安全マージンはおよそ2である。反すう動物用完全配合飼料中のフマル酸の許容濃度はそれよりも高い。
 豚、家きん及び反すう動物に対する安全マージンは十分とられていることから、最大量を設定する必要はない。対照的に、子牛(及び恐らくその他の若齢ほ乳類)用代用乳中の最大安全濃度は、10
,000mg/kg代用乳(安全マージンはない)と暫定的に見積もられた。
 フマル酸はよく知られた代謝経路で速く代謝される。したがって、フマル酸塩及び代謝物のいずれも、動物組織に蓄積することはないことから、動物栄養へのフマル酸の使用により、ヒトへの暴露が増大することはない。
 フマル酸は、水分含量が高い場合にのみ食品保存料として有用である。同様の条件を満たす飼料、飼料加工工程及び給餌技術は限られているが、当該条件を満たす場合は、飼料中のフマル酸の機能は食品中のそれと本質的に同一であることから、これ以上の有効性の実証は必要ない。
 しかしながら、「動物用飼料に使用する添加物及び製剤又は物質に関する科学パネル」(FEEDAPパネル)は、当該物質などのあらゆる防腐剤について、12%以下の典型的な水分含量の生の材料及び複合飼料に使用する場合の有効性に関しては懐疑的である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3102.pdf