食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03760340314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、スプラウト生産の衛生に関する会議結果を公表
資料日付 2013年1月30日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は1月30日、スプラウト生産の衛生に関する会議結果を公表した。概要は以下のとおり。
  2011年初夏にスプラウトが関係した腸管出血性大腸菌による集団食中毒が発生したことを受け、BfRは2012年9月3日に政府、流通業界及び科学機関などからの専門家による専門家会議を開催した。
 当該会議の目的は、欧州連合(EU)規則の施行が予定されていることに鑑み、より安全なスプラウトを生産するための方策を見出すこと、さらに、スプラウトの生産チェーンのどの分野で追加研究が必要かを明確にすることである。
 スプラウトの安全性の向上、及びスプラウトが関係する疾病が集団発生した際のより迅速な原因究明のために、EUは新たに4つの規則案を起草した。
 1)スプラウト生産事業者の認可要件である衛生基準の厳格化、2)商品流通及び運送経路のトレーサビリティの改善のためのEU全体における管理体制、3)第三国からの輸入品に対する規制の厳格化、及び4)新たにスプラウトに対する食品安全基準を設定することによる微生物基準規則の補完である。
 スプラウトは、病原体が繁殖しやすい高温多湿の環境で生産されることから、微生物学的に問題のある食品であり、微生物学的管理をもってしても安全性は万全ではない。そのため、全生産工程においてリスクを最小化すべきである。スプラウト種子を衛生的に栽培することが特に重要である。家庭菜園においても同様である。
 種子及びスプラウトを清潔な飲用水で洗っても、表面に付着している病原体を十分に除去することはできない。病原体を最小限度まで除去する最適かつ信頼できる方法が望まれるが、信頼できる殺菌手段も、全ての種類の種子に使用可能ではない。
 当該会議の概要(ドイツ語、8ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/343/hygiene-bei-der-sprossenherstellung.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/349/hygiene-in-sprout-production.pdf