食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03750100305
タイトル 欧州連合(EU)、牛枝肉の微生物学的表面汚染の低減に乳酸の使用を認可
資料日付 2013年2月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU) は2月5日、牛枝肉の微生物学的表面汚染を低減するための乳酸(lactic acid)の使用を認可する委員会規則(EU) No 101/2013を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)は2010年12月14日、牛の枝肉及び食肉の表面汚染を低減するための乳酸の使用の認可を求める申請書を受理した。
2. 欧州食品安全機関(EFSA)は、2011年7月26日採択の意見書(EFSA Journal 2011; 9(7):2317)で、使用される乳酸がEUの食品添加物の規格を遵守しているという前提において、乳酸を用いた除染処理に安全性の懸念はないと結論づけた。また、EFSAは、(1)乳酸を用いた処理は、無処理又は飲用水を用いた処理と比較して、微生物学的な汚染を大幅に削減し、(2)乳酸を用いた処理が薬剤耐性の発現に寄与する可能性は低いと結論づけた。
3. EFSAは、食品事業者が、(1)乳酸を用いた処理について特定の処理条件下における抗菌効果の妥当性を確認すること、(2)乳酸の濃度、使用温度及び除染剤としての有効性に影響を及ぼすその他の要因について確認することを勧告している。
4. 第1条:食品事業者は、本規則(訳注:委員会規則(EU) No 101/2013)の附属書で定める条件(訳注:乳酸濃度2~5%、飲用水を用いた溶液の温度55℃以下、等)を遵守の上、と畜場において牛の枝肉、2分体枝肉又は4分体枝肉の微生物学的表面汚染を低減するために乳酸を使用することができる。
5. 本規則は、官報掲載日から20日後に発効する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2013:034:0001:0003:EN:PDF