食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03680220149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分インドキサカルブの様々な作物に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2012年7月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月12日、農薬有効成分インドキサカルブ(Indoxacarb)の様々な作物に対する既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2012年7月9日承認)を公表した。当該意見書は、提出されたラズベリー及びいちごの残留試験が、プラスチックフィルムで被覆した施設内で実施されたことを考慮に入れた新しい意見書(2012年9月5日公表)に改められた。概要は以下のとおり。
1. 規則(EC) No 396/2005の第6条に従って、スペイン(訳注:評価担当加盟国)が、ラズベリー及びいちごに対するインドキサカルブの既存MRLを修正する申請をスペインの果実野菜花き生産輸出組合連合会(FEPEX)から受けた。規則(EC) No 396/2005の第6条に従って、オランダ(訳注:評価担当加盟国)が、数種の作物に対するインドキサカルブの既存MRLを修正する申請をDuPont Danmark社から受けた。スペイン及びオランダが規則(EC) No 396/2005の第8条に従って作成したそれぞれの評価原案(Evaluation reports)は、欧州委員会(EC)に提出され、EFSAに転送された。EFSAは、効率上の理由から、理由を付した意見書1件で2つの申請をまとめた。
2. EFSAによると、チコリ(Witloof)を除く検討対象作物に対するMRL案を算定するにあたり、データは十分である。提出された残留物データは、スカロール(訳注:広葉エンダイブ)及びだいずに対する欧州連合(EU)の既存MRLを修正する必要がないことを示す。妥当性が確認された定量限界(LOQ)を0.02mg/kgとして、MRLが提案されている産品中のインドキサカルブ及びそのR-異性体の残留物を管理するにあたり、十分な規制のための分析方法が利用可能である。
3. EFSAは、リスク評価の結果に基づき、ラズベリー、いちご、はくさい、ラムズレタス、スカロール、さやいんげん、カルドン(訳注:アーティチョークの野生種)、フェンネル、ルバーブ及びだいずに対するインドキサカルブの提案された使用によって、消費者の暴露量が毒性学的参照値を超えることはなく、したがって消費者の健康リスクがもたらされる可能性は低いと結論づける。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2833.pdf