食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03671440110 |
タイトル | カナダ保健省(Health Canda)、家庭で食品を密閉保存するホームキャニングに関する安全性について注意喚起 |
資料日付 | 2012年9月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ保健省(Health Canda)は9月20日、家庭で食品を密閉保存するホームキャニングは安全性への懸念があるとして注意を喚起している。概要は以下のとおり。 同省はカナダ国民に対し、ホームキャニングを行う際は優良食品安全規範に従うことが重要であると呼びかけている。 旬のものを地元で食べたり健康的な食品を家庭で用意する人たちが増えるに従い、多くのカナダ人が食品を密閉保存(通常はガラス製の密閉容器を使用)し後で利用するホームキャニングを行っている。しかし、適切に密閉保存されない場合は、ボツリヌス症などの深刻な疾病を引き起こす原因となりかねない。 ボツリヌス菌の感染又は増殖の危険性を低減するために、ホームキャニングでジャム、ピクルス、スープ、ソース及び魚介類などを密閉保存する際には以下の手順を参考にすること。 1.手、調理台などの表面、調理用具などを洗浄消毒し、キャニング作業中は常に清潔にしておく。 2.酸度が低い食品を密封保存する場合は圧力キャナーを使用する。圧力キャナーは密閉保存に最適な大型の圧力容器で、圧力調理器とは異なる。取扱説明書に厳密に従うこと。魚介類、肉、野菜及びソースなどは酸度の低い食品である。ボツリヌス菌の芽胞を破壊するため、これらの酸度の低い食品では、圧力キャナーを使用する。 3.果実、ピクルス、ザワークラウト、ジャム、ゼリー、マーマレード及びフルーツバターなどの酸度の高い食品はボツリヌス菌の増殖を助長しないため、密閉容器を煮沸することにより安全なキャニングが可能である。 4.ぎりぎり酸度の高い食品であるトマトを密閉保存する場合は、レモンジュース又は酢などの酸を加えるとより安全である。 5.保存液を加えずに生の状態で食品を密閉保存することは安全ではない。密閉保存する食品が隠れるほど十分な量の保存液で満たすこと。保存液に適しているのはシロップ、ソース、濃い塩水又は酸性化剤などである。 6.適正な温度や時間、圧力が変わることによる食品中の細菌の生残を避けるために、常にキャニング用のレシピに従う。 7.密閉容器のふたはしっかり閉め、上部を内側に少し凹ませる。内容物が漏れたり、不自然な匂いがしてはならない。密閉容器を開ける際に保存液が飛び出してはならない。 8.密閉保存後は、密閉年月日を記入したラベルを貼り、1年以内に使い切る。 9.湿度を避け、涼しい場所で保存する。開封後の残りは直ちに冷蔵庫に入れる。 10.ホームキャニング製品の購入、贈答の際は保存工程を確認し、安全な手順によるものかどうかを判断する。 CFIAは、何らかの手をが加えられている、ふたやシールが解かれている、容器に膨張又は漏れがみられるなど、疑わしい密閉保存製品は喫食せず破棄することを常に心がけてほしいとしている。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ保健省(Health Canada) |
情報源(報道) | カナダ保健省(Health Canada) |
URL | http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2012/2012_141-eng.php |