食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03650790149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、豚、家きん、牛、めん羊、山羊、うさぎ及び馬用のサイレージ添加物としての乳酸菌Lactobacillus plantarum及び乳酸菌Lactobacillus buchneriの安全性及び有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2012年7月19日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月19日、豚、家きん、牛、めん羊、山羊、うさぎ及び馬用のサイレージ添加物としての乳酸菌Lactobacillus plantarum(DSM3676株及びDSM3677)及び乳酸菌Lactobacillus buchneri(DSM 13573株)の安全性及び有効性に関する科学的意見書(2012年6月14日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 欧州委員会(EC)の要請を受け、EFSAは、L.plantarumの2株のうち1株、又はL.buchneriの1株のいずれかに基づく製品がサイロ貯蔵工程の改善を意図する技術的添加物(Technological additives)として提案された1×10の8乗CFU(訳注:コロニー形成単位)/kg生鮮原料の用量で、豚、家きん、牛、めん羊、山羊、うさぎ及び馬用飼料として使用する場合の有効性、並びに対象動物種、消費者、使用者及び環境に対する安全性に関する科学的意見書を提出した。
 EFSAは当該2菌種を、安全性評価のための安全性適格推定(QPS)手法に適合しているとみなしている。したがって、ヒト及び動物に重要な抗生物質に対するいかなる耐性も存在しないことが確認されていれば、安全性に関するそれ以上の実証は不要であるとしている。当該菌株の同定は既に明確に確立されており、薬剤耐性がないことから、サイレージ生産への当該菌使用は家畜、当該物質を使用したサイレージを給餌した動物由来の生産物の喫食者及び環境に対して安全であると考えられる。
 L.plantarumの2株では、最小濃度1×10の8乗CFU/kg生鮮飼料で乳酸含有量及び乾物の保存量の増加、pH値の低下及びアンモニア性窒素によって決定されるたん白質の損失のわずかな低減によりサイレージ生産の改善の可能性が示された。
 L. buchneri菌株では、1×10の8乗CFU/kg生鮮原料の最低濃度で使用した場合、酢酸濃度を増加させ、結果として40~65%の広範囲な乾物含量の飼料で好気的安定性が改善される可能性があることが示された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2780.pdf