食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03630400450
タイトル Eurosurveillance:掲載論文「2001~2010年のコソボにおける野兎病のサーベイランス」
資料日付 2012年7月12日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 17
, Issue 28
, 12 July 2012) に掲載された食品安全関係論文「2001~2010年のコソボにおける野兎病のサーベイランス」の概要は以下のとおり。
 野兎病菌(Francisella tularensis)が原因となる野兎病は、コソボでは1999~2000年の集団発生以前には発生記録がなかった。2000年以降、コソボでは野兎病を含めた疾病の国家サーベイランス体制が取られている。ヒトの血清中の抗体検出法が野兎病の検査機関診断に、F.tularensisリポ多糖抗原が感染マーカーに用いられた。本研究の目的は1999~2000年の集団感染以降のコソボでの野兎病の発生について記述することである。
 2001年及び2002年に327例の血清学的確定症例が出た2度目の集団感染が発生した。2001年から2010年まで、年間25~327例が記録されており、平均年間発生率は人口10万人あたり5.2となっている。感染の主要因とみられるものは汚染された飲料水及び食品である。主要な臨床兆候は、腺型(79%)、潰瘍性腺型(21%)である。2010年までに病気はコソボ全域に拡大した。戦争、その後の環境破壊、大集団の移動及び衛生設備の停止の結果、2つの野兎病大集団発生の後にコソボでは野兎病の流行地域が定着している。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20217