食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03620940160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、最新の調査研究報告書を発行
資料日付 2012年7月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は7月2日、最新の調査研究報告書を発行した。概要は以下のとおり。
 同庁が2012年6月に発行した研究書の概要には、ブラジルナッツの仁及び殻のアフラトキシン含有量の比較、並びに英国産果実及び野菜試料中のヒ素、カドミウム、鉛、銅及び亜鉛含有量の評価が含まれる。
1. ブラジルナッツの仁及び殻に含まれるアフラトキシン            
仁(可食部分)と殻(非可食部分)表面とのアフラトキシン汚染レベルの関係を調査した。アフラトキシンによる汚染は、まず殻から、より具体的に言えば殻に接する仁表面から始まり、その時点では仁はほとんど汚染されていないという結論を裏付けるものとなった。しかしながら、アフラトキシンへの汚染が進行すると仁におけるアフラトキシンは劇的に増加し、殻中では比較的低レベル状態が続く。換算係数が特定され、ブラジルナッツ丸ごとのアフラトキシン濃度を測定すれば、仁中のアフラトキシン濃度の予測が可能となる。さらなる実験を実施して、当該換算係数の妥当性を評価する必要がある。
2. 果実及び野菜中のヒ素分類
 同研究の目的は、英国産果実及び野菜中の全ヒ素及び無機ヒ素、カドミウム、鉛、銅、亜鉛のレベルを確定させること並びに一定の果実及び野菜中の表皮から中心部分にかけての当該物質の分布を、レーザーアブレーション質量分析により測定することであった。当該研究によると、これらの物質のレベルではヒトの健康へのリスクを増加させる懸念はない。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(化学物質)No.14/2012(2012.07.11)P11~12
http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) 英国食品基準庁(FSA)
URL http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2012/july/research