食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03620450330 |
タイトル | 英国国立CJDサーベイランス研究所(NCJDSU)、英国における変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の発生報告書(1994年1月~2011年12月)を公表 |
資料日付 | 2012年7月2日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国国立CJDサーベイランス研究所(NCJDSU)は7月2日、英国における変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の発生報告書(1994年1月~2011年12月)を公表した。概要は以下のとおり。 1.2011年には新たに2人がvCJDと診断され、5人が死亡した。新たな2人の診断例のうちの1人は2008年の死亡症例である。これにより英国での報告例は176人となり、全員が死亡している。 2.診断及び死亡件数をグラフ化した結果、流行のピークは、27人がvCJDと診断され、28人が死亡した2000年頃であり、その後減少を続け、現在は診断/死亡が年間1~2人となっている。 3.出生年別コホート(1970年前、1970年代、1980年代)の死亡数分析によると、コホートごとに流行が異なっているが、これは1980年代出生者の死亡が1999年以降にのみ発生しているためである。現在までに1990年代出生者の症例は出ていない。 4.症例のピークは過ぎたものの、今後恐らく別の遺伝子群でピークが訪れる可能性について注意することが肝要である。しかしながら、現在まで流行の第2波を示す証拠はない。 5.ヒトからヒトへ感染が広がる可能性もある。現在までに、輸血関連のvCJD感染症例が4例あるが、彼らは1999年あるいはそれ以前に、その後臨床的にvCJDと診断された献血者から輸血を受けていた。3症例はvCJDを発症したが(1人は2003年、2人は2006年に診断)、4番目の症例の死亡はvCJDとは無関係であった。しかし、死後検査で脾臓及びリンパ節から異常プリオンたん白質が検出された。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国健康保護局(HPA) |
情報源(報道) | 英国健康保護局(HPA) |
URL | http://www.cjd.ed.ac.uk/cjdq72b.pdf |