食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03620020475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、加熱殺菌する野菜(さや豆類)洗浄のために過酢酸を有効成分とする溶液を使用することの許可範囲拡大を目的とする工業試験許可申請について意見書を公表
資料日付 2012年7月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は6月28日、加熱殺菌する野菜(さや豆類)洗浄のために過酢酸を有効成分とする溶液を使用することの許可範囲拡大を目的とする工業試験許可申請について、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて、2012年4月19日付けで提出した意見書を公表した。
 洗浄液の分析試験結果は、過酢酸及び過酸化水素の濃度は申請使用用量(過酢酸250mg/L及び過酸化水素1
,150mg/L)に相当する濃度であった。
 すすぎ水と最終製品の缶詰液の分析試験結果は、使用した定量方法の定量限界値(LOQ)以下であった(過酢酸のLOQは16.1mg/L及び過酸化水素のLOQは0.99mg/L)。
[添加物香料加工助剤専門委員会(CES AAAT)の結論]
 CES AAATは、申請書に記載された実験条件での過酢酸を有効成分とする溶液を加熱殺菌する野菜(さや豆類)の洗浄への使用は、本意見書に記載された条件に基づいても、消費者に健康リスクを生ずるものではないと考える。
 CES AAATとしては、提出された実験内容が小規模の非工業的な攪拌条件下で実施された実験であることを考慮すると、最初の工業実験において、すすぎ水や最終製品の缶詰液(エンドウ及びサヤインゲン)の残留過酢酸レベル及び残留過酸化水素レベルが使用した定量方法のLOQ以下を維持できていることを確認する必要がある。更に、加工される生野菜(さや豆類)のビタミンC含有量が、過酢酸を有効成分とする溶液で処理した後に有意に変化しないことを確認する必要がある。
 ANSESはCES AAATの結論を承認し、この申請に肯定的意見を付すものである。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/Documents/AAAT2012sa0016.pdf