食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03590870149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、全動物種用飼料添加物としての亜鉛化合物(E6):アミノ酸水和物の亜鉛キレートを使用した場合の安全性と有効性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2012年5月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は3月23日、全動物種用飼料添加物としての亜鉛化合物(E6):アミノ酸水和物の亜鉛キレートを使用した場合の安全性と有効性に関する科学的意見書(2012年3月8日採)を公表した。概要は以下のとおり。
 アミノ酸水和物の亜鉛キレート由来の亜鉛は、認可された無機資源由来の亜鉛に比べ、対象種に対して新たな又はこれまでと異なる副作用をもたらさないであろう。したがって飼料中の亜鉛全体の最大認可量を考慮すると、アミノ酸水和物由来の亜鉛キレートは全動物種にとって安全な亜鉛源である。当該亜鉛キレートを飼料添加物として使用することは、消費者の亜鉛への暴露に影響を及ぼさない。従って、当該亜鉛キレートを動物用飼料添加物として使用する場合、飼料の亜鉛含有量が最大認可レベルに達することによる消費者の安全性への影響はない。
 当該添加物は皮膚及び眼に刺激を与え、アミノ酸/ペプチド構成成分により皮膚への感作物質と考えるべきである。吸入による暴露リスクは低いであろう。飼料添加物として亜鉛を使用した場合の土壌組成への直接的な影響はないが、地表水への亜鉛の表出が懸念される。酸性の砂地が最も影響を受けやすい。最終結論を出すには、亜鉛ベースの飼料添加物の評価のさらなる精査が必要であり、そのための追加データも必要となる。水生動物への亜鉛含有飼料添加物の使用は、亜鉛の最大認可レベルまでは、環境に対する明らかに分かるリスクをもたらさない。当該アミノ酸水和物の亜鉛キレートは動物に対する必要条件を満たす有効な亜鉛源と考えられる。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2621.pdf