食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03580290475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、ミツバチコロニーのミツバチ個体数減少に関し、ノゼマ病感染と残留農薬暴露の多重要因を示唆する科学論文について意見書を公表
資料日付 2012年5月16日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は5月16日、ミツバチコロニーのミツバチ個体数減少(コロニー衰亡)に関し、ノゼマ病感染と残留農薬暴露の多重要因を示唆する科学論文の結論について食品総局(DGAL)から諮問を受けて2012年4月25日付けで提出した意見書を公表した。
 2011年に発表されたVidau et al.の研究(2011)で、ノゼマ原虫に感染させたミツバチコロニーは亜致死量のフィプロニルやチアクロプリド暴露で大量死を引き起こすという結論を出した。ANSESは、この研究論文の精査を行った。
 この研究論文は、チアクロプリドについては環境からミツバチが暴露するよりも高い暴露量であったとしても、健康なミツバチに致死量未満の農薬を暴露させたとき、作用が生ずることが示されたことが重要である。ミツバチの大量死があるという状況で、この研究論文は考慮すべき徴候を示すものである。
 ANSESは、ミツバチにおける農薬の毒物動態特性に関する知見を強化する必要があると指摘した。ANSESは更に、農薬のリスク評価について、環境の外部化学物質要因によるミツバチの低用量反復暴露の作用に注意を払ったリスク評価とするよう、欧州法規の変更の必要性を強調した。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://www.anses.fr/Documents/SANT2011sa0233.pdf