食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03540280482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、パンとサンドイッチを安全に製造するためのガイドラインを公表
資料日付 2012年2月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは2月6日、パンとサンドイッチを安全に製造するためのガイドラインを公表した。これはパンとサンドイッチを安全かつ衛生的に製造・販売するための業界向けガイドラインである。概要は以下のとおり(訳注:序言以外の詳細は省略)。
1. 序言
 パンは、焼き上がり後にそれ以上の処理を行わず、また傷みやすい具材が入っていなければ、微生物リスクは一般的に低い。しかし、市場に流通する一部のパン及びサンドイッチは、焼き上がり後に別の具材を加える等の処理が施されている。ところが、市民がこれらのパン及びサンドイッチを食べる際、十分に温めなおすことはほとんどない。このため、これら食品の微生物学的品質に懸念がもたれている。
 処理過程が不衛生な場合、パン及びサンドイッチは病原菌(例えばヒトの皮膚に存在する黄色ブドウ球菌)に汚染されることがある。また、焼き上がり後に具材を加える際、その微生物学的品質も最終製品の安全性と衛生学的品質に影響を及ぼす。例えば、一部の具材や、生もの(生野菜等)を含む材料には、多種類の微生物(カビや酵母、細菌)が天然に含まれることがある。その他の材料(肉類等)も十分に加熱されていなければ、サルモネラ属菌等の人体に有害な細菌が含まれている場合がある。具材を十分に加熱すれば、大部分の微生物は死滅するが、これら細菌の芽胞(セレウス菌の芽胞)は加熱処理をしても生残していることがある。よって、微生物リスクが高い、これらのパンやサンドイッチを長時間室温で保存すると、微生物が繁殖したり、芽胞が発芽したりすることがあり、さらには耐熱性の毒素が生成されることすらある。
 食品の安全を確保するため、パン及びサンドイッチを製造する際に食品安全措置を講じることは非常に重要である。
2. 各種パン及びサンドイッチ製造の一般的なフロー図
3. パン及びサンドイッチの製造における食品安全措置
4. 仕入及び納入
5. 保存
6. 調理
7. 加熱調理(必要に応じて)
8. 冷却(必要に応じて)
9. 保管/輸送
10. 個人衛生
11. 微生物リスクが比較的高いパンを安全に製造するためのヒント(A. ココナッツクリームパン B. ホットドッグ)
 ガイドラインの英語版は以下のURLから入手可能。
http://www.cfs.gov.hk/english/food_leg/files/Sandwiches_E7.pdf
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/sc_chi/food_leg/files/Sandwiches_C6.pdf