食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03531690149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、新興リスクのシグナルを検出するために欧州委員会統計局(Eurostat)の貿易データをスキャニングするシステムの評価に関する技術的報告書を公表 |
資料日付 | 2012年1月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は1月17日、貿易における傾向(訳注:新興リスクのシグナル)を検出するために欧州委員会統計局(Eurostat)の貿易データをスキャニングするシステムの評価に関する技術的報告書(Technical Report、2011年12月16日承認、90ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 新興リスクの特定に寄与するため、EurostatのComextデータベース(訳注:貿易統計データベース)を自動的にスキャニングするシステムに対する要件が前回の技術的報告書(EFSA、2010)に記述されている。「EFSAの任務に役立つそうしたシステムは、例として、(1)特定の加盟国又は欧州連合(EU)全体へのある生産物の量が時と共に大きく増加していること、(2)新しい貿易相手国、(3)EU域内に輸入される新しい食料品又は飼料産品を示す注意喚起(又はシグナル)を使用者に提示することが望ましい」と提案された。 2. 本報告書は、欧州委員会(EC)(特に共同研究センター(JRC)と欧州不正対策局(OLAF)が連携)が開発した2種類のスキャニング方法(すなわちSITF-ARIADNEソフトウェア及びFSpikeソフトウェア)について、Comextからダウンロードした食品貿易データのデータセットに対するそれらの反応を記述する。 3. 得られたシグナル(訳注:指標値の時間的あるいは空間的な傾向として特定され、そうしたシグナル若しくは数シグナルの組合せによって新興リスクが示される可能性がある、とEFSAの「新興リスクの分野における利害関係者の活動に関する報告書」(2011年6月29日公表)で説明)のほとんどは、過去数年と比較した2009年における、特定産地由来の食品のEU域内への上向きの輸入パターン(upward importation pattern)を示した。いくつかのシグナルが新しい貿易相手国の事例を示したが、少ない輸入量に関連したシグナルは弱いために除外された。数事例においては、二つの方法によって同じシグナルが得られた。 4. シグナルのより速やかな評価を可能にするために、2つの当該ECスキャニング方法のスキャニング結果の表示に関する修正がいくつか必要であるが、当該ECスキャニング方法の結果はいずれも妥当な時間内(in a timely manner)に出され、上記の要件に準拠している。 5. 使用されたデータの供給源には限界と脆弱性があるため、導き出された結論を慎重に扱わなければならないことが留意される。そうしたシグナルの妥当性を検証するため、ほかの情報供給源となり得るものを用いた調査がさらに必要である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/doc/219e.pdf |