食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03531010149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品及び飼料中のホモプシン類の存在に係る動物衛生及びヒト健康リスクに関する科学的意見書を公表
資料日付 2012年2月23日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月23日、食品及び飼料中のホモプシン類(Phomopsins)の存在に係る動物衛生及びヒト健康リスクに関する科学的意見書(2012年2月2日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. ホモプシン類は、真菌であるDiaporthe toxica(以前はPhomopsis leptostromiformisと呼ばれた)によって産生されるかび毒の一種である。ルピナス(訳注:マメ科植物)が当該真菌の主要な宿主であり、感染した刈り株が動物のホモプシン類への主な暴露源である。
2. ルピナスの種子は食品及び飼料の製造に使用されているが、その使用対象範囲については文献が乏しく、また、ルピナスを主成分とする食品及び飼料中のホモプシン類の発生に関するデータは限られている。したがって、ホモプシン類の食事経由摂取量を評価できなかった。
3. ホモプシン類は、修飾(modified)ポリペプチドであり、チューブリンアイソタイプに高い親和性をもって結合し、微小管機能を阻害する。主要な毒性同族体であるホモプシンAは、十分な用量で試験した動物種すべてに肝毒性がある。ホモプシンAは、また、ラットにおいて肝発がん性がある。
4. ホモプシン類に関連した毒性に関する用量反応情報も暴露/発生データもないため、ヒトや動物へのリスクを評価することができない。しかし、多数の動物種における毒性の重症度によって、ヒト及び家畜のホモプシン類への暴露量を可能な限り低く抑えることが望ましいことが示唆される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2567.pdf