食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03530370149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分シプロジニルの様々な葉菜類に対する既存の残留基準値の修正に関する理由を付した意見書を公表
資料日付 2012年1月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月6日、農薬有効成分シプロジニル(Cyprodinil)の様々な葉菜類に対する既存の残留基準値(MRL)の修正に関する理由を付した意見書(2011年12月16日付け)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 評価担当加盟国(EMS)の英国は、生鮮ハーブ類、ほうれんそう及びふだんそう、レタス、ラムズレタス、クレソン、スカロール(訳注:広葉エンダイブ)、ロケット/ルッコラ並びにあぶらな属の葉及び芽に対するシプロジニルの既存MRLを修正する申請を受けた。EMSの英国は、英国内におけるこれらの作物に対するシプロジニルの意図された屋内使用及び屋外使用に適応するため、既存MRLを15mg/kgに引き上げることを提案している。
2. シプロジニルの毒性学的プロファイルがピアレビューの枠組みの中で評価され、0.03mg/kg体重/日の一日摂取許容量(ADI)を結論づけるデータは十分であった。当該有効成分の低い急性毒性のため、急性参照用量(ARfD)は不要と考えられた。
3. 植物におけるシプロジニルの代謝について3種類の作物グループ(根菜類、果実・果菜類及び穀類)で調べられており、規制対象及びリスク評価に共通した残留物定義を親化合物のシプロジニルとすることが提案された。
4. 申請者は、レタスの残留試験を提出し、レタスの残留データを検討対象の全作物に外挿することを提案した。EFSAは、レタス、スカロール、ほうれんそう及びふだんそうに対する15mg/kgのMRL案を算出するデータは十分であると結論づける。提出された残留データは、ハーブ類、ラムズレタス、クレソン、ロケット/ルッコラ及びあぶらな属の葉と芽に対するMRL案の安全性を裏付けるには不十分である。
5. レタス、スカロール、ほうれんそう及びふだんそうに対するシプロジニルの意図された使用によって消費者の暴露量が毒性学的参照値を超えることはなく、したがって公衆衛生上の懸念をもたらすことはないとEFSAは結論づける。
6. EFSAは、規制対象の残留物定義をシプロジニルとして、レタス:15mg/kg、スカロール:15mg/kg、ほうれんそう:15mg/kg、ふだんそう:15mg/kgのMRL案を勧告する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/2509.pdf