食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03510460475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、サンドイッチに適用する微生物生存期間について意見書を提出 |
資料日付 | 2012年1月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、フランス食品ファーストフード組合(Syndicat National de l’Alimentation et de la Restauration Rapide:SNARR)から提出された、サンドイッチに適用する微生物生存期間について食品総局(DGAL)から追加諮問を受け、2011年11月30日付けで意見書(4回目)を提出した。 申請者は、以下の条件で確率論的アプローチを実施することを選択した。 ・製造終了時の細菌濃度分布 ・ソフトウエアSym’previusが提案する最適増殖率(Listeria monocytogenes13株及びStaphylococcus aureus8株を考慮) ・販売ショーケース(暴露=製造終了から消費者への販売)の保存温度/時間の組合せ2種類:15℃/6時間及び20℃/2時間 ・販売スタンドにおける温度/時間の組合せ:26℃/3時間 その結果からは、細菌増殖が少ないこと (1 log10程度、0~1.5 log10の間)、及びL. monocytogenesでは基準上限値の100 cfu/gを、またS. aureusでは基準上限値の100 ,000cfu/gを越える確率はゼロであることが明らかになった。 S. aureusについて追加のシミュレーションがANSESの食品安全ラボラトリーで実施された。この追試で基準上限値10 ,000cfu/g、1 ,000cfu/g及び100cfu/gを超える確率はそれぞれ0%、3%及び12%であった。 上記の要素を考慮すると、SNARRが推奨する条件でのサンドイッチの保存は、残留する病原菌の増殖を抑制するものになった。これらの細菌が高濃度となるのは、原料、機材、従業員などの汚染によってしか説明が付かない。 申請者から提出された追加資料は、諮問No.2011-SA-0008に対するANSESの先の意見書の結論に記した所見、特に暴露時間/温度組合せの選択や確率論的アプローチの実施を考慮したものである。 ANSESは、これによってサンドイッチに提案された保管条件による消費期限の有効性を保証する要件が揃ったと結論づけた。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/Documents/LABO2011sa0189.pdf |