食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03510450314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、「食品におけるESBL(基質特異性拡張型βラクタマーゼ)産生菌とそのヒトへの感染性」に関する意見書を公表
資料日付 2012年1月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は1月11日、「食品における基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌とヒトへの感染性」に関する意見書(2011年12月5日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 ESBL産生菌は感染症の治療に用いられる多くの抗生物質に耐性をもっている。ESBL産生菌は病院のみでなく、動物からも検出されている。そのうちの多くは無害な腸内細菌だが、サルモネラ属菌及びベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)などの病原性細菌も含まれる。
 BfRは、家畜に感染したESBL産生菌が食品を介してヒトに感染する可能性、及び家畜及びペットから直接感染する可能性があるかどうかを調査した。
 BfRは、家畜(家きん、豚及び牛)においてESBL産生菌が検出され、さらに増加が見られることを確認した。また、動物由来食品(鶏肉、豚肉及び牛肉)からサルモネラ属菌及び一般の大腸菌が分離されている。BfRは、食品を介してESBL産生菌がヒトへ感染することは基本的に可能であると考える。ただ現時点では、感染リスクの程度は推定できない。また、BfRはペット及び家畜の双方が当該細菌の感染源となりうると推測する。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/esbl-bildende-bakterien-in-lebensmitteln-und-deren-uebertragbarkeit-auf-den-menschen.pdf