食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03490990464
タイトル オーストリア保健・食品安全局(AGES)、「人獣共通感染症及び人獣共通病原体の2010年報告書」を公表
資料日付 2011年12月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  オーストリア保健・食品安全局(AGES)は12月5日、「人獣共通感染症及び人獣共通病原体の2010年報告書」(44ページ/2011年8月付け)を公表した。ヒト感染及び食品に係わる内容の概要は以下のとおり。
1. サルモネラ症
(1)ヒト症例数:2
,209人
(2)食品検査のサルモネラ属菌検出率:生の鶏肉5.5%(23陽性/415サンプル)、生の七面鳥肉11%(6/56)、調理済鶏肉製品2.2%(5/225)、生の牛肉0%(0/68)、生の豚肉1.2%(19/1
,559)、乳・乳製品・チーズ0%(0/860)、卵0%(0/57)
2. カンピロバクター症
(1)ヒト症例数:4
,405人
(2)食品検査のカンピロバクター検出率:生の家きん肉8.7%(53/611)(2005年以降検出率が増加していたが、2009年に初めて減少し、2010年には更に大きく減少)、豚肉0%(0/4)、乳製品(チーズを除く)0%(0/17)、生乳製品0%(0/55)
3. リステリア症
(1)ヒト症例数:34人、その内4人死亡(12%)
(2)食品検査のリステリア検出率:低温殺菌牛乳製チーズ類0.6%(2/309)、牛・山羊・めん羊の混合乳製チーズ0%(0/39)、牛の生乳3%(1/30)、豚肉加熱製品2.1%(8/375)、家きん肉4%(1/23)、牛肉製品5.9%(15/256)、魚12.0%(56/468)
4.トリヒナ(旋毛虫)症
(1)2010年ヒト症例数:5人
(2)2010年食肉検査結果:豚5
,577
,679頭不検出、馬520頭不検出、イノシシ25
,480頭のうち検出2頭
5. ベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)
(1)ヒト症例数:88人 (うち11人は溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症)
(2)食品検査結果:反すう動物の生肉76件中2件、野生動物肉38件中2件でVTEC検出。ソーセージ115件中2件(3.6%)でVTEC検出。生乳及び生乳チーズ37件でVTEC未検出。
地域 欧州
国・地方 オーストリア
情報源(公的機関) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
情報源(報道) オーストリア保健・食品安全局(AGES)
URL http://www.ages.at/ages/gesundheit/mensch/zoonosenberichte/oe-zoonosenbericht-2010/