食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03490590450
タイトル Eurosurveillance:掲載論文「2010年ドイツの食品飼料緊急警告システム(RASFF)で警告が出された栄養補助食品に関連したSalmonella Montevideo集団感染症」
資料日付 2011年12月15日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 16
, Issue 50
, 15 December 2011)に掲載された食品安全関係論文「2010年ドイツの食品飼料緊急警告システム(RASFF)で警告が出された栄養補助食品に関連したSalmonella Montevideo集団感染症」の概要は以下のとおり。
 2010年3月、ドイツに流通していたオランダ語表示のカプセル型ハーブ補助食品中のS. Montevideoに関する情報提供にRASFFが使用された。RASFFの第一報と同時に、2010年3月の直近2週間にS.Montevideo感染者15人という異常な件数がロベルト・コッホ研究所の感染症電子報告システムに通知された。成人女性が主な感染者であった(年齢中央値43歳、年齢幅1~90歳)。
 集団感染が疑われ、栄養補助食品が媒体であるとする仮説が立てられた。ドイツ連邦6州で感染者が報告された。成人女性での対照症例研究(n=55)から、特定の補助食品の消費と疾病の関連性がみられた(オッズ比27.5、95%信頼区間(CI):3.1~無限大、p値=0.002)。集団発生のピーク期(2010年3月29日~4月11日)に限定した対照症例研究では、オッズ比は43.5(95%CI:4.8~無限大、p値=0.001)となった。
 補助食品の主原料である大麻種子粉(hemp seed flour)について、パルスフィールドゲル電気泳動法による微生物検査を行った結果、伝播の役割の可能性が示唆された。今回の集団発生の調査から、RASFFの情報が、集団発生期間の終盤となる可能性はあるが、集団感染調査の仮説生成の一助となりうることが示された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL Http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=20040