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資料管理ID syu03480850470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、北米における豚由来三重再集合体インフルエンザA(H3N2)ウイルスに係る緊急リスク評価書を公表
資料日付 2011年11月29日
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概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11月29日、北米における豚由来三重再集合体インフルエンザA(H3N2)ウイルスに係る緊急リスク評価書を公表した(7ページ)。
 今年11月、北米において、パンデミック2009ウイルス遺伝子要素を保有する豚由来三重再集合体インフルエンザウイルスA(H3N2)に、恐らくヒトからヒトへの感染により小児が感染した事例を受け、ECDCは暫定的な意見書を公表した。結論の概要は以下のとおり。
1.これらのインフルエンザウイルスは北米の豚で検出されているが、欧州(EU/EEA)の豚で検出されたことはない。しかし、北米及び欧州では豚インフルエンザのサーベイランスは弱体なため、豚インフルエンザの疫学に関する発表は慎重に扱う必要がある。
2.米国の大半の症例は軽症である。入院患者は基礎疾患がある人々であり、患者は全員回復している。
3.これらのウイルスは、ノイラミニダーゼ阻害剤(オセルタミビル、ザナミビル)に感受性であるため、高齢者では早期のワクチン接種が予防となりうる。
4.2009年3月(パンデミック開始期)とは異なり、アメリカ大陸で説明のつかないインフルエンザ症例は報告されていない。
5.よって、欧州における人々の健康にとって直ちに直接的な脅威となる可能性は低い。
6.欧州(及び北米)において、豚と直接あるいは間接接触したヒトの感染を含めた豚群に関するより積極的なウイルス学的サーベイランスについて公衆衛生に関する激しい論議がなされている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://www.ecdc.europa.eu/en/press/news/Lists/News/ECDC_DispForm.aspx?List=32e43ee8%2De230%2D4424%2Da783%2D85742124029a&ID=529