食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03470530104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、カンタロープによる「致死性のリステリア症が記録的な速さで終息」と発表
資料日付 2011年11月16日
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概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は11月16日、「致死性のリステリア症が記録的な速さで終息」と題するカンタロープによる集団感染症事案に関する所見を発表した。食品・水媒介疾患環境疾患部の副部長による所見で、発生から終息に至る経緯や対応策を時系列で振り返っている。概要は以下のとおり。
 2011年、米国において過去90年超の間に最も多くの死者を出したリステリアに汚染されたカンタロープによる集団食中毒が発生した。 
 リステリア症は潜伏期間が長いために、感染源に気づかずに同じ汚染食品で多くの感染者を出すことが多く、しかも感染源の追跡が途中で途絶えるなど、調査は困難を極めることが多い。しかし、今回の事案では、コロラド州当局が病院におけるリステリア症患者の異常な増加に気づき、カンタロープを原因食品と特定し、国が消費者に注意喚起を出すまでにわずか10日しか経過していない。PulseNetや関係機関、病院関係者の貴重な尽力がなければ、感染者はさらに62人まで増え、そのうちの21%(13人)は死亡していたとみられる(感染者実数136人、死者29人、11月1日現在)。
 当該集団感染株は多剤耐性で、七面鳥のひき肉から分離されたS.Heidelberg株は、アンピシリン、ストレプトマイシン、テトラサイクリン、ゲンタマイシンに耐性を有していた。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL http://www.cdc.gov/24-7/SavingLives/listeria/