食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu03470510104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、チキンレバーが原因とみられるSalmonella Heidelberg感染症の発生状況について発表
資料日付 2011年11月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は11月10日、チキンレバーが原因とみられるSalmonella Heidelberg感染症の発生状況について発表した。概要は以下のとおり。
 CDCは本年8月、ニューヨーク州とニュージャージー州から届出のあった集団感染菌株のうち、Salmonella Heidelbergの分離株が継続的に増えていることに気づいた。4月1日から11月4日までに両州だけで157人の患者の届出があった。過去5年の統計では、両州で月に6人程度の届出であるが、本年6月~8月には月平均30~40人発生している。他州ではこうした顕著な増加は見られない。入手できた患者情報によれば、発病は3月13日から生じ、年齢は1歳~97歳(中央値10歳)で、女性が52%を占めている。情報を入手できた125人のうち21人(17%)が入院しており、死者は出ていない。
 関係当局による疫学・ラボ調査の結果、Schreiber Processing Corporation社が販売している「kosher broiled chicken livers(焙焼済みコーシャチキンレバー)」及びこれを刻んで加工した製品との関係が指摘されている。当該製品は本来加熱調理を要するものであるが、「broiled(焙焼済み)」の表示があるため、消費者は調理済み食品であると誤解した可能性がある。
 情報を入手できた30人の患者のうち22人(73%)が、発病の前の週に当該製品を喫食していた。州当局のラボ検査で、小売店で売られていた当該製品とこれを利用した加工製品からS. Heidelbergの集団感染株が同定された。

国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部 食品安全情報(微生物)No.23/2011(2011.11.16)P6~7 http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL http://www.cdc.gov/salmonella/heidelberg-chickenlivers/111011/index.html