食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu03460630475 |
タイトル | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、共役リノール酸(CLA)を強化したオイルの使用にかかわる安全性の評価について意見書を提出 |
資料日付 | 2011年11月4日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は、共役リノール酸(CLA)を強化したオイルの使用にかかわる安全性の評価について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受けて、2011年10月7日付けで意見書を提出した。 この評価で、試験のいずれもが、9cis、11trans及び10trans、12cisのリノール酸の異性体混合物は心臓病リスクの脂質要因(LDL-コレステロール、HDL-コレステロール、中性脂肪、LDL-コレステロール/HDL-コレステロール比)に対して効果のある影響をもたらさないことが明らかになった。 インシュリン抵抗性に関しては、多くのin vitro試験と動物試験で異性体10trans , 12cisの有害影響を示すものであった。しかし、ヒトにおけるこれらの結果の妥当性を評価するための試験が無い。 炎症と酸化ストレスに関しては、文献の新たなデータは、ヒトにおいて、ルーメン酸(9c ,11t)50%と10trans , 12cisを50%含む共役リノール酸混合物の摂取により以下の点が見られたことを示した。 ・酸化ストレスのマーカー(8-iso-プロスタグランジン F2α)の増加が見られ、喫煙より大きな影響が観察された(Tomey et al. 2007)。 ・幾つかの炎症マーカー(C反応性蛋白、15-ケト-プロスタグランジンF2α、循環白血球)が増加した。 新たなデータは、CLA混合物が効果がないばかりか有害影響の懸念があることを示すものであった。 これらの新たなデータは、CLAを有効成分とする新開発食品成分(NI)について、EFSAに対して新たな認可(基準)案を提案するよう諮問する根拠となるものである。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
情報源(報道) | フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES) |
URL | http://www.anses.fr/Documents/NUT2011sa0185.pdf |