食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02960630149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、貝毒6種のEU規制値や分析法等に関する科学的意見書を公表
資料日付 2009年8月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は8月26日、貝毒6種のEU規制値や分析法等に関する科学的意見書(2009年8月13日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)はEFSAに対し、(1) EUの法令によって現在規制されている海産自然毒6種、すなわちオカダ酸(OA)とその類似体、アザスピロ酸(AZA)群毒素、yessotoxin(YXT)群毒素、サキシトキシン(STX)群毒素、pectenotoxin-(PTX)群毒素及びドーモイ酸(DA)に関して採択された意見書の結果を要約し、(2)各貝毒に対する現行のEU規制値及び分析方法を評価するよう要請した。
2. 本意見書は、規制対象の貝毒6種についてEU規制値、EFSAが設定した急性参照用量(ARfD)、EU市場に流通している貝の摂取に起因する暴露量、使用可能な分析方法、認証された検量物質と標準物質、毒性レベルの加工による影響、類似体の相対的毒性について概要を示している。
3. 設定されたARfDを根拠として、OA、AZA及びSTX群毒素、並びにDAに対する現行のEU規制値は貝類の高摂取者に対して不十分であると結論づけられる。YXT群及びPTX群毒素に対する現行のEU規制値は十分である。
4. 脂溶性自然毒の公定法であるマウス生物検定法(MBA)には欠点があり、値にばらつきが存在し、検出能力が不十分で、特異性が限定的であるため、管理目的の適切な手段とはみなされないと科学パネル(CONTAM)は言及した。
5. 海産自然毒の測定に用いるこの基準法の代替法として最近開発された分析法は検出限界値が低く、妥当性試験に先行するテストにも合格している。分析法の性能基準を可能な場合は規定し、試験所間妥当性試験を長期目標とすることが望ましい。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/cs/BlobServer/Scientific_Opinion/contam_op_ej1306_summaryopinionregulatedmarinebiotoxins_en.pdf?ssbinary=true