食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02230010295 |
タイトル | FAO、「バングラディシュにおける農業の持続性、食品安全及び衛生に関するヒ素の改善対策」を公表 |
資料日付 | 2007年12月19日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | FAOは「バングラディシュにおける農業の持続性、食品安全及び衛生に関するヒ素の改善対策」と題する調査報告書を公表し、ニュースリリースを通じて内容を紹介している。ニュースリリースの概要は以下のとおり。 これまでに行われた調査の結果、土壌・灌漑水に含まれる高濃度のヒ素により作物中のヒ素濃度が上昇することが多く、食品安全リスクが高まることが分かっている。地下水中のヒ素濃度が高い国として、アジアでは現在12ヶ国が知られている。特に米を中心とする作物中のヒ素濃度の問題については、汚染を大幅に削減できる適正灌漑・農業規範を推進することにより早急に取り組む必要がある。 アジア全体で過去30年間に数百万本の浅い管井戸が掘られ、汚染された地下水が帯水層から汲み上げられている。ヒ素成分の多いガンジス川及びブラフマプトラ川の堆積物が汚染源で、地下水に浸透したヒ素が管井戸を通して地表に汲み上げられている。 バングラディシュは汚染された浅い管井戸の比率が最も高い国で、飲料水と灌漑水をこのような井戸に頼っている国民が推定3 ,000万人いる。汲み上げた地下水のほぼ95%は灌漑用で、耕作地(大半が水田)に加わるヒ素の量は年間1 ,000tに及ぶ。 改善策として苗床を現在よりも15cm嵩(かさ)上げすれば、稲の汚染水暴露が著しく減るだけでなく洪水や干ばつの影響を受けにくくなり、肥料の吸収も良くなって収穫が向上しよう。 調査報告書(全30ページ)は以下のURLから入手可能。 http://www.fao.org/nr/water/docs/FAOWATER_ARSENIC.pdf |
地域 | その他 |
国・地方 | その他 |
情報源(公的機関) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
情報源(報道) | 国際連合食糧農業機関(FAO) |
URL | http://www.fao.org/newsroom/en/news/2007/1000734/index.html |