食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02030430107
タイトル 米国食品安全・応用栄養センター(CFSAN)、放射性物質ポロニウム210がネバダ州内の井戸水から検出された件で食品安全に関連したQ&Aを公表
資料日付 2007年8月4日
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概要(記事)  米国食品安全・応用栄養センター(CFSAN)は8月4日、放射性物質ポロニウム210(Po-210)がネバダ州内の井戸水から検出された件で食品安全に関連したQ&Aを公表した。概要は以下のとおり。
1.同州Fallonの複数の井戸水からPo-210が検出された旨が米国地質研究所(USGS)から米国食品医薬品検査庁(FDA)へ8月2日に伝えられた。
2.複数の酪農場内の井戸水からもPo-210が検出された。乳中のPo-210濃度は現在不明だが、井戸水中のPo-210濃度より低いと見られる。
3.Fallonで生産された乳を飲んで安全か。
 高濃度のPo-210を含有する井戸水を飲んだ乳牛の乳の摂取による健康リスクの可能性について、FDAは限られた情報を基に初期評価を行った。それによると、当該農場の乳の摂取による短期(急性)リスクの可能性は無視できるもので、ヒトの健康に対する影響はない。また、当該乳の長期間の摂取によるリスクの可能性も低いと見られる。
4.FDAはどんな対応をしているのか。
 FDAは8月3日から乳試料の収集を開始し、Po-210含有の可能性について検査する。汚染の可能性のある他の食品についても調査する。
5.公衆衛生のため他にできることは何か。
 当該乳の検査結果等の追加データ及び知見が得られたら、FDAは初期評価を精査する。
6.Fallonの住民はどうすべきか。
 当該地域の居住者は水の摂取について米国環境保護庁(EPA)及び地元の公的機関の勧告に従うべきである。
7.次の処置は何か。
 FDA及び関係機関は他に影響される食品の有無について調べ、その健康リスク評価を行うために協力している。
 Po-210の関連情報は以下のURLから入手可能。
米国疾病管理予防センター(CDC)(4ページ)
http://www.cdc.gov/nceh/radiation/fallon/Polonium_faqs.pdf
ネバダ州保健当局(3ページ)
http://health.nv.gov/docs/po210.pdf
米国地質研究所(2ページ)
 地質学的な自然現象による高濃度のPo-210が17の井戸の水から検出された。
http://www.usgs.gov/newsroom/article.asp?ID=1714
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国(CFSAN)
情報源(報道) 米国食品安全・応用栄養センター(CFSAN)
URL http://www.cfsan.fda.gov/~dms/po-qa.html