食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01810310314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「にんにくはアレルギー反応を引き起こす場合がある」を公表
資料日付 2007年2月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「にんにくはアレルギー反応を引き起こす場合がある」(6ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 EUでは、頻繁にアレルギーを引き起こす12種の原材料は、食品の包装材に表示する義務がある。その他にもアレルゲンは知られているが、それらには表示義務がない。BfRは、にんにくのアレルギー誘発性及びにんにくを原材料として表示する必要性について検討した。
 文献には、粉末にんにくの吸入による気管支喘息、食品製造分野で職業暴露される人のにんにく接触アレルギー、にんにく摂取後のアレルギー性ショックなど、にんにくに対するアレルギー反応の様々な症例が記述されている。にんにくを多量に摂取した後の胃腸不良も観察されている。アレルゲンは、にんにくの細胞構造が破壊された後に生じる硫黄を含むジアリルジスルフィドだと考えられている。にんにくアレルギーは、花粉アレルギーを患っている人ではより強い症状が現れるように思われる。しかしながら、提出されたデータは不十分で、全ての人におけるにんにくアレルギー頻度を明示することはできない。
 にんにくのアレルギー誘発性(アレルギー反応の重度及び頻度)は、表示義務のある12種の主要アレルゲンより大幅に低い。それゆえBfRは、原材料としてのにんにくの表示、つまり表示義務のある原材料リストへのにんにくの追加は、急を要するものではないと判断する。BfRはにんにくアレルギーを持つ消費者に、にんにくを含む可能性のある料理や、ソーセージ、チーズ、サラダなど個々の製品について、製造者、販売員、レストランの店員に尋ねるよう助言する。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/knoblauch_kann_allergische_reaktionen_ausloesen.pdf