食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01540480104
タイトル 米国疾病管理予防センター (CDC)、メキシコから輸入したカキと関連した複数州における消化器系疾患の集団感染について公表
資料日付 2019年5月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター (CDC)は5月10日、メキシコから輸入したカキと関連した複数州における消化器系疾患の集団感染について公表した。概要は以下のとおり。
1. CDC及び複数州の公衆衛生及び規制当局は、メキシコのバハ・カリフォルニア・スル州のEstero El Cardonの河口から収穫された生ガキに関連する消化器系疾患の集団感染について調査を行っている。
2. 5月6日、Estero El Cardonで収穫されたカキの米国販売業者が自主的リコールを発表した。5月7日、調査の結果が出るまで、Estero El Cardonでは更なるカキの収穫が中止された。
3. 患者から分離された腸炎ビブリオ菌(Vibrio parahaemolyticus)3株について行われた全ゲノムシークエンス解析(WGS)は、それらが遺伝的に近縁であることを示した。 WGSはまた、患者から分離された赤痢菌(Shigella flexneri)5株も遺伝的に近縁であることを示している。遺伝的に近縁である微生物によって引き起こされる疾病は、共通の感染源を有する可能性が高い。
4. 当該症例に関する疫学及び遡及調査の証拠から、発症者がメキシコのバハ・カリフォルニア・スル州のEstero El Cardonで収穫された生ガキを喫食したことが示された。
5. 2019年5月10日時点で、16人の患者が5州(カリフォルニア州、アラスカ州、イリノイ州、ニューハンプシャー州及びネバダ州)から報告されている。当該集団感染の患者は、腸炎ビブリオ、赤痢菌、志賀毒素産生性大腸菌(STEC)非O157、ビブリオ・アルベンシス(Vibrio albensis)、カンピロバクター・ラリ(Campylobacter lari)及びノロウイルスGI (genogroup 1) 等の複数の病原体に感染している。
6. 発症日は2018年12月16日から2019年4月4日までである。情報の得られた15人の年齢は26歳から80歳で、年齢中央値は38歳、67%が男性であった。臨床情報が得られた15人のうち、2人(13%)の入院が報告された。
7. 本調査は進行中である。CDCは更なる情報が入手され次第、最新情報を公表する。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) -
URL https://www.cdc.gov/vibrio/investigations/rawoysters-05-19/index.html