食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu00850430149
タイトル 食品添加物として使用される卵白リゾチームに関する科学パネルの意見書
資料日付 2005年3月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事) The EFSA Journal (2005) 186
, 1-5
「食品添加物として使用される卵白リゾチームに関する科学パネルの意見書」(Request EFSA-Q-2004-130)
[概要] リゾチームは卵白由来の酵素で、主に、チーズ中のClostridium Tyrobutyricumによる絡酸発酵を防ぐ抗菌剤として使用されているが、チーズ中の卵白リゾチームが、卵アレルギー患者に対してアレルギー反応を引き起こしたこともいくつか報告されている。
 チーズの種類や製造工程にもよるが、チーズ中のリゾチーム量は約250~400 mg/kgになると想定される。しかし、今回の提出データには、製造工程や卵白リゾチーム使用手順に関するデータがなく、最終製品中の残留リゾチーム水準に関する分析データや臨床実験データもなかった。
 従って、リゾチームは卵アレルギー患者に副作用を引き起こす可能性があるかどうか、提出データに基づいては判断不可能である。しかし、チーズ中の卵白リゾチーム水準やこれまで報告されたアレルギー症例を考慮すると、指定された使用状況下では、本製品はアレルギー反応を引き起こす可能性があると言うことができる。
 今後、食品中のリゾチーム残留水準やアレルギー患者に対するリゾチームの影響などに関して、より詳細な臨床情報や分析データが必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) EFSA
URL http://www.efsa.eu.int/science/nda/nda_opinions/843/04opiniononlysozyme_amafe1.pdf